上級者から初級者までのサーファーを虜にするバリ島。
日本では、経験できないようなブレイクが至る所に点在するサーファーのパラダイスとして有名。
そんなバリ島西部に位置するマデウィへのサーフトリップ情報を今回は紹介させて頂きます。

基本情報
位置
バリ島西部に位置するマデウィ。
ングラ・ライ国際空港から90キロの距離。車でおよそ3時間程度の場所に位置しています。
空港からはグラブや旅行予約サイトを介したタクシーを利用してアクセス可能。
料金は基準としておおよそ4000円程度でした。

クタなどの都市部とは異なり、田園風景が広がり、のんびりとした印象をうけます。

農業や漁業で生活している人々が多く、よりバリ島のローカルの生活を、身近に感じる事ができるエリ
アです。また、モスクが点在しており、イスラム教徒が多い事も、この地域の特徴となっています。
シーズン
基本的には乾季(4月~10月)のポイントとなります。
ポイントが南を向いているため7~8月の季節風が強い時期はまとまらないことが多いとの事。
また、ポイントは河口周辺にある為、1月~2月の降雨量が多い時期は良くないとのローカル情報。
逆に雨期、乾季関係なく、風があまり強くない時期や時間帯であれば通年通じてコンデションが期待で
きるそうです。

実際のサーフトリップ情報
2025年5月、実際に1週間サーフトリップを行った情報を記載します。
ポイント紹介
マデウィメインポイント

マデウィといえばこちらのポイントになります。
ボトムが玉石のレフトブレイク。
形の良い波を掴むことができれば初級~中級者であっても10ターンほど。距離にして100~200
メートルものライディングが可能です。
波質はあまりほれて、速い感じではなく、なだらかでソフトな面の波が適度な速さで続くといった具
合。その為、ソフトなビーチブレイクに慣れている日本人には相性抜群。日本ではなかなかお目にかか
れないような波が永遠と割れております。まさに、日本人のグフィーフッターにとってのパラダイス。
正面のピークにはいってくるセットの波ほど傾斜が緩く、キャッチしやすい為、ミッドレングスやロン
グボードにおススメです。
メインのピークより少し奥の岩切よりや、ややインサイドの岩切寄りの波は掘れて速い為ショートボー
ドはこちらの方が楽しめます。
ローカルのショートボード上級者はこちらの波でチューブやエアーを狙っていました。
クローズセクションはとても浅く、水量があり、つながっている為、ポイントに慣れている上級者を除
いてはプルアウトが無難です。

私の滞在期間では波のサイズが胸~オーバーヘッドほどでした。
ロングボードやミッドレングスであれば胸前後のサイズで十分にロングライド可能ですが、ショ
ートボードをメインに楽しむであれば頭サイズは必要となってくる印象でした。
サイズが小さくなってしまうとほれた傾斜のついた波が少なく、乗れる距離が短い為、周囲のビーチ
ブレイクに移動するのが無難でしょう。
頭オーバー~オーバーヘッドあるとショルダーが続き、特にロングライドできる印象でした。
ローカルの話では、頭半以上になってくるとつながる波が多く、なとまりがなくなってしまうケースが
増えるとの事。
マデウィライテンダー

マデウィのポイントブレイクから川を挟み東側に位置するマデウィーライテンダー。
こちらは名前の通り玉石のライトブレイクになります。
幹線道路側から川を渡るとライテンダーの看板が右手にみえてきます。
そこを右折するとほどなくして、海につながる道が田んぼの間にあります。

その道を直進し、正面にみえるブレイクがライテンダーになります。
波質はメインポイントと比べほれており、傾斜がきつい速めのブレイクが中心。
その為、パフォーマンスのショートボード向けになります。
アクションを磨きたい方にはとても練習になります。
潮位やサイズによって、ダンパーブレイクになってしまったり、サーフィン不可であったりとコンディ
ションをあてるのが難しい印象でした。
マデウィビーチブレイク

マデウィにはポイントブレイクから少し移動するだけで、質の高いビーチブレイクにも出会うことがで
きます。
The Holy Tree Kitchen, Coffee & Surfshopの前に点在するビーチブレイクはとてもメジャーで、サイ
ズや潮周りを問わず安定してブレイクしている印象でした。
コンデションが良い時はしっかりとポケットがあり、チューブを巻くこともしばしばありました。

幹線道路からビーチへ向かう道はラインナップを見る事ができ、とても気分が上がります。

周辺には牛が放牧されていたりと、バリらしい風景が広がっています。
宿泊地紹介
AGALIVING SURF CAMP

一つ目にオススメする宿泊地はAGALIVING SURF CAMPです。
こちらはマデウィのポイントブレイクのすぐ前に位置しておりロケーションが抜群。
キャンプからポイントチェックも可能。そしてすぐにパドルアウトできます。
ポイントブレイクにフォーカスしてサーフィンしたい方にはとてもオススメです。
そして、なんと1泊5000円前後でバンガローを一棟貸切ることができます。


バンガローの内部はとても清潔感があり、バリの建築様式で建てられており、とてもオシャレでした。


敷地内はとても広く、芝生や庭園が整備されており、バルコニーに座って眺めているだけでものんびり
とくつろぐことができます。

池も敷地内にあり、プールも無料で使用する事が可能です。

スタッフもいつもフレンドリーで、何かあればすぐに対応してくれます。
そして、朝食のパンケーキやオムレツも、個人のバンガローまで毎回運んできてくれました。
味もとても優しく、おいしく頂けました。

レンタルバイクもスタッフに伝えるとすぐに手配してくれます。
バイクもサーフキャリア付きでしっかりと整備されており、一日約600円と良心的でした。
The point Surfcamp Bali

こちらはマデウィのポイントブレイクの中央通りに面する、The point Surfcamp Baliになります。
ポイントブレイクへは歩いても2,3分でアクセス可能。
周辺にはレストランやサーフショップも点在している為、徒歩圏内で移動をすませたい方にはとてもオ
ススメ。

値段も朝食込みで3000円前後でした。
とてもアットホームな雰囲気があり、内装も家庭的で、リラックスしてステイする事ができました。
オーナーは有名なローカルサーファー。
何かトラブルがあった際やマデウィでのポイント情報を教えてくれるため、安心してサーフィンする事
ができます。
スタッフもフレンドリーでとてもナイスガイでした。

毎朝の朝食もシンプルですが十分すぎるほどおいしかったです。

バイクも少し古めではありますが、1日700円程度でレンタル可能です。
食事(レストラン紹介)
価格帯はクタなどの都市部と比べ比較的安めな印象でした。
そしてスローな雰囲気なレストランが多く、のんびりと過ごせる印象。
個人的にとても雰囲気も抜群でおいしかったレストランを3つ紹介します。
Kedai Jukung

1つ目はマデウィポイントブレイクから幹線道路を渡り、すぐの所に位置しているKedai Jukungです。
いつお店に行ってもお客さんで賑やかな印象でした。
ポイントブレイク周辺のレストランは特に値段が高めですが、こちらはとてもリーズナブルで、定番の
バリ料理からハンバーガーやピザなどの西洋フードまで幅広く楽しむ事ができます。

こちらのピザは生地が薄くサクサクとしており、具のボリュームもしっかりとあり、とてもおいしく頂
けました。30センチほどあるラージサイズであっても500円程度で食べる事が可能で、とてもコス
パも良かったです。
いつも混みあっている事もあり、料理が提供されるまで時間がかかる事があるので、余裕をみて行くこ
とをおススメします。
Arnies kitchen

こちらはマデウィの幹線道路周辺に位置するArnies kitchen。
ポイントブレイク周辺にステイしてる方も徒歩でアクセス可能ですが、幹線道路はとても交通量が多く
バリは歩行者優先ではない為、細心の注意を払い移動しましょう。
私はバイクで何度もこちらに移動(ポイントブレイクから5分程度)していました。

店内の雰囲気も、インテリアやイラストがナチュラルテイストな為、解放的でのんびりできます。
メニューはインドネシア料理を中心に西洋フードもあります。

写真のナシゴレンスペシャルで3万ルピアと良心的な値段でした。
特に上部写真にある鶏肉のグリル(アヤムベーカー)がとても味がしみており、ジューシーでおいしか
ったです。何本でも食べたくなってしまうような、くせになる味です。

インドネシアのチキンスープであるソトアヤムも絶品でした。
チキンのうま味と適度な塩味に香草のアクセントが、アフターサーフに最高な一品です。

スイカやドラゴンフルーツジュースもその場で絞り、提供してくれる為、とてもフレッシュでした。
通う度に注文してしまうほど、おいしかったです。
女性のスタッフの方は英語が通じる為、コミュニケーションも円滑です。
フレンドリーで丁寧に接してくれる為、居心地が良く食事する事ができました。
Naya’s Kitchen

こちらは一番オススメなレストランであるNaya’s Kitchen。
メニューの数がとても豊富で、味良し、雰囲気良し、ホスピタリティも良しでした。
本当に素敵なお店で滞在中何度も足を運んでしまいました。


メニューもインドネシア料理から西洋フードまで多彩です。
特にインドネシア料理が豊富にあり、どのメニューを選んでも本当においしく頂けました。
個人的にはピーナッツソースがたくさんかかったサテと魚のフライがおススメです。

ロケーションも田んぼの中にひっそりとあります。

開放感があり、とてもリラックスして食事をする事ができるました。

スタッフもとてもナイスガイでオススメの料理などを熱心に教えてくれます。
英語がとても堪能で、日本語も少し通じます。
ポイントブレイクの中心街からはバイクがないとアクセスが難しいですが、行く価値のある素晴らしい
レストランです。
まとめ
今回はバリ島西部に位置するマデウィへのサーフトリップ情報を今回は紹介させて頂きました。
初級~中級者であっても10ターンものフレンドリーな波質を誇るマデウィの波は、まさに日本人サー
ファーのパラダイスといえるものでありました。
また、その他のサーフブレイクの質の高さもマデウィの良さの一つ。
そして、充実した宿泊施設とレストランがある環境も、マデウィサーフトリップの魅力でありました。