昨今、円安の影響もあり人気急上昇中の旅行先ベトナム。
特にお隣のホイアンと並び魅力的な都市である、ベトナム中部に位置し第三の都市ダナン。
潮風香るビーチと東南アジアの活気を感じる街並みは最高の一言。
そんな、ダナンは実はサーフトリップ先としても人気上昇中。
今回は実際に私が９月後半から１０月初旬にかけて１週間程度訪れたトリップ情報をご紹介します。
サーフィン情報
航空券情報
航空券は羽田空港からホーチミン経由ダナン行きの、ベトジェット航空で往復移動しました。
おおよそ片道３万円のチケットに加えて特大荷物（受託荷物とサーフボードの重量の合計が２０キロま
で可能）約５千円の片道３万５千円、往復約７万円でした。
最大寸法が長さ２００ｃｍ制限なので、短めのミッドレングスであっても受託が可能です。
ベトジェット航空のメリットとしては値段が良心的である事に加えて、直前にチケットを予約した場合
であっても繁忙期を除き、あまり変わらない値段で買う事ができる点です。
その為、波の予報を把握した上で予約をとりたい方にはオススメです。
デメリットとしては遅延や欠航が日常茶飯事である事です。
２～３時間遅延は当たり前。
国内線を利用した際にチェックインカウンターで初めて欠航を知らされた事もありました。
ホーチミン→ダナン便であればおおよそ２時間に１便運航されている為、もし遅延や欠航があったとし
ても他の便に無料で振り替えてくれます。
問題が生じるのが復路の国内線（ダナン→ホーチミン）の大幅の遅延により国際線（ホーチミン→東
京）に間に合わないケースです。
その為、復路の乗り継ぎ時間を十分な余裕をとる。
可能であればホーチミンに到着した翌日便を予約するなどの対応をしましょう。
波情報
滞在した９月後半から１０月上旬の７日間でサーフィン可能であったのは３日間でした。
前半の４日間はフラット（ショアブレイクの腰サイズ）、胸サイズ１日、頭サイズ１日、頭オーバーサ
イズ１日といった具合でした。
このシーズンの水温はとても暖かく、トランクス～タッパで快適にサーフィン可能でした。
ダナンのサーフシーズンは雨期にあたる９月下旬から３月。
季節風による北東方面からのスウェルが中心となります。
今回の滞在期間において、前半は乾季の気圧配置であり快晴のフラットコンディション。
後半は台風によるスウェルにより、サーフィンが可能でした。
また、帰国日から雨が降り、雨期の気圧配置に切り替わり、波予報をみると胸から頭サイズがむこう１
週間続く予報になっていました。
ダナンの雨期のメインシーズンは朝から強いサイドオンショアが吹き、ウネリは強いもののクローズア
ウトコンディションになってしまう事が多いです。
今回の時期は季節の変わり目な事もあり、午前中はオフから無風。午後も弱めのオンショアといった具
合であまり風の影響を感じませんでした。
その為、ウネリさえあればサーフィン可能な確率が高い印象。
波をあてたい方は、台風スウェルを予測してのストライクミッションや、スウェルが入る事を確認して
から航空券をとる方がベターでしょう。
決められた期間でトリップする方はスウェルが入らない場合はノーサーフになってしまう恐れがある
為、サーフィンの他にも楽しめるプランを考える事をオススメします。
ポイント情報
今回サーフィンをしたのはミーケビーチ。
ミーケビーチは南北に約１０キロ続き、南に行けば行くほどサイズが大きく、サイズが大きすぎる場合
は北に行くほどウネリと風（北東風）を軽減できます。
上図赤斜線エリア（Nguyễn Văn Thoại通り～Võ Văn Kiệt通りの間）周辺は地形が決まりやすく、サ
ーファーが多くみられるミーケビーチのメインポイントになります。
こちらにはビーチにレンタルサーフボードや飲食ができる店があり、ツーリストでとても賑やか
です。
また、このエリアはおしゃれなカフェや飲食店、リーズナブルからクオリティの高いホテルまでそろっ
ている為、ダナンでサーフトリップする際の拠点としてオススメします。
波質と混雑状況
ミーケビーチの波質の特徴としては頭サイズ未満ではパワーはあるものの、厚いあまりほれる事はな
く、ややだらついたファンウェーブな印象です。
フィッシュやミッドレングス、ロングボードなどで長い距離を繋ぎながら乗る事に適している波でし
た。
人気のピークでは混雑とまではいかないものの、初中級者を中心に様々なボードで楽しまれている方が
多くいたのが印象的でした。
メインのピークを外せば、南北に貸し切りのピークが点在しているので、自分のペースでサーフィンす
る事も可能。
割合としてはツーリスト８割、ローカル２割ほど。
ピークの雰囲気はいたって和やかで、ピースフル。
私が知る限り、ダナンほどいい意味でゆるく、のんびりとサーフィンできる所は数少ないと思えるほど
和やかです。
一方、頭サイズ以上ではパワフルなビーチブレイクに変貌します。
ファーストセクション以外はあまりほれず、厚めなポケットのゆるい波質ですが、水量が多い為とても
のりごたえがある波です。
十分にパフォーマンスボードでもサーフィン可能。
日本のビーチブレイクに比べて波に厚みがある為、少し長めの板の方が波のキャッチングが容易な印象
です。
頭オーバーサイズを超えてくるとサーファーの数もとても少なく、逆に人の入っているピークを選ぶほ
どです。
特徴として、カレントがかなり強く、すぐに流される為、注意しましょう。
ビギナーや強めなビーチブレイクに慣れていない方は、サイズが軽減できる北側に移動した方が楽しめ
るでしょう。
宿泊(ホテル）
Sofiana My Khe Hotel & Spa
今回はSofiana My Khe Hotel & Spaに全期間滞在しました。
当初は他のホテルに移る予定でしたが、居心地が良すぎてこちらのホテルに変更したほど。
サーフィン可能なメインビーチまでは徒歩で２分程度でアクセス可能。
また、屋上プールからも波チェックが行えます。
そして、このホテルの一番の魅力はホスピタリティがとても優れている所です。
どのスタッフも心使いが素晴らしく、笑顔で接してくれます。
日本語を使い、頑張ってコミュニケーションを図ってくれる姿にも、とても好感を感じました。
また、トラブルが生じた際、オススメのお店を知りたい時もすぐに応対してくれました。
部屋も清潔感があり、それでいてブルー基調のデザインがおしゃれで、くつろぐ事ができました。
朝食もビュッフェスタイルでベトナム料理から洋食まで豊富に取り揃えており、一週間滞在しても飽き
ることなく毎朝おいしく頂けました。
特に、その場で調理してくれるフォーとコーヒーがおススメです。
たくさんミーケビーチのカフェでコーヒーを飲みましたが、こちらのコーヒーがとても味にコクと甘み
があり、一番美味しかったです。
しかも、これだけのサービスがあるにも関わらず、一泊の料金が一部屋４０００円とコスパも抜群でし
た。
サーフィン以外のおすすめアクティビティー
今回のトリップでは滞在期間の半分以上がノーサーフであった為、逆にダナンで楽しめるたくさんの
アクティビティーを経験する事ができました。
その中でオススメなものを何点か紹介させて頂きます。
ツーリング
日本人は５０ｃｃの原付に限り、ベトナムでは運転可能。
ダナンでの、レンタルバイクについて詳しい記事はコチラをご覧ください。
そんな原付のレンタルバイクを借りてのミーケビーチをはじめとしたダナンの名所を巡るツーリングは
爽快の一言。
ダナンでの、ツーリング情報をまとめた記事はコチラをご覧ください。
海岸線のドライブから活気を感じる市場、ダウンタウン、そして寺院など幅広く、楽しめるのがダナン
ツーリングの魅力。
レンタルバイクで少し足をのばせば、世界文化遺産であるホイアンの夜景にも出会う事ができるでしょ
う。
早朝散策
ダナンの人々は早朝からとてもエネルギッシュに活動しているのが印象的です。
ミーケビーチでは日が昇るのを見ながら海水浴をしている人、グループで体操、ダンスしている人、散
歩している人と、老若男女活動しており、とても賑やかです。
サーフィンができなくとも、早起きしてビーチを散策する事でダナンのエネルギーを感じれる事間違い
なしです。
私はローカルの人に混じって、海水浴をしたり、腰サイズほどのショアブレイクでボディサーフィンを
楽しみました。
レストラン・カフェ巡り
ミーケビーチにはおしゃれで居心地の良いカフェと、美味しすぎるベトナムローカルフードレストラン
が点在しています。
ミーケビーチのおススメカフェはコチラをご覧ください。
こちらはフォーのオススメ。
おすすめバインミーはコチラになります。
そしてコスパが最強に良い事もダナンの魅力。
フォーであれば２００円ほど、バインミーであれば１５０円ほどで驚くほどのおししい料理を食べる事
ができる。
値段が安いだけの国は他にもたくさんありますが、ダナンほど安いだけでなく美味しく、しかも日本人
の舌に合う食べ物を食べられるところは私は知りません。
是非ともお金を気にする事なく、自分だけのお気に入りカフェやレストランを探してみましょう。
まとめ
今回はサーフトリップとしても人気急上昇中のダナンへ、実際に９月後半から１０月初旬にかけて１週
間程度訪れたトリップ情報をご紹介しました。
季節の変わり目である季節ならではのサーフィンは、ファンそのものでした。
そしてサーフィンだけでなく、ダナンのビーチタウンとしても魅力を感じる事ができた最高なトリップ
でありました。
